カブトムシの飼育…。

男の子がいる家庭なら、避けて通れない道ではないでしょうか?

我が家も例外ではありません

 

夏休みに偶然見つけたカブトムシを「夏の間だけ」と軽い気持ちで飼い始めたのですが、これがなんと卵を産み幼虫が育ってしまい、いつまで続くのかと大人は戦々恐々としております。

 

子供が捕ってきたけど、どうやって世話したらいいいのか分からない!

男の子、カブトムシが大好きですもんね。

でも、親の方が困っちゃうんですよね、わかります。

やっぱり、専用飼育ケースって必要ですよね?

そうですね。

ダンボールに入れておくと、虫がついちゃうことも多いため、専用の飼育ケースが必要です。

 

 

今回は、はじめてカブトムシを飼うという方に向け、カブトムシの飼育ケースをはじめとする

  • 必要なもの
  • 季節ごとの飼育方法
  • 育てる際の注意点

などをまとめてみました。

参考にしてください。


カブトムシの飼育ケースの選び方!必要なセットはコレ

まず、カブトムシを飼うことが決まったら、次のものを用意しましょう。
  • 飼育ケース
  • 飼育マット
  • 木片
  • エサ

 

カブトムシ 飼育 方法

 

この中でも、まず重要になるのが飼育ケースですね。

飼育ケース

選ぶポイントとしては、

  • プラスチック製
  • 透明で観察しやすい
  • フタが閉まる

などが大事になってきます。

 

飼育ケースは、透明のプラスチック製のものが観察しやすくて便利です。

カブトムシはとても力持ちなので、フタを持ち上げて逃げてしまうこともあります。

しっかりとフタがしまるケースを選んでください。

こちらは透明ケースで観察しやすい上に、仕切り板がついているので、2匹を分けることもできます。

もちろん、1匹の場合は仕切り板を外せばすむので、あると便利です。

よくホームセンターなどでも売ってる黒いフタのケースはダメなの?
もちろん、それでもかまいません。

ただ、黒いフタの裏にカブトムシがくっついていることも多く、観察しやすさの面でいうと透明タイプが見やすくていいでしょう。

 

また、サイズの面でいうと・・・

  • 卵を産ませる場合・・・Lサイズ
  • 冬を越す場合・・・S以上(大きいと寒さの影響は受けにくいため、よりいい)

がいいですね。

とくに卵を産ませる場合、小さすぎるケースだと自然界では外敵も多いカブトムシは産まないと判断することも多いので、極力大きめをオススメします。

衣装ケースでも代用できるくらいです。

 

ケース以外に必要なものは、以下を参考にしてください。

飼育マット

飼育ケースの中には、カブトムシ用の飼育マットを敷きます。

マットには、成虫用幼虫用があるため、飼っているカブトムシの状態によって使い分けて下さい。

カブトムシというと、木に止まっているイメージですが、実は土の中に潜っている時間も長いのです。

そのため、成虫を飼育する場合でも、15センチ以上はマットを敷いてあげる必要があります。

木片

また、カブトムシはひっくり返ると元に戻れなくなってしまいます。

木片を入れておくことで、足を引っ掛けたりして簡単に元に戻ることができます

エサ

エサは市販の昆虫ゼリーがオススメです。

エサ用の穴が開いた木片にセットすると、ゼリーが転がらずに食べやすいでしょう。

 

カブトムシの飼育方法は?

カブトムシ=夏というイメージしかなかった!寒い時期はどうやって飼育するの?

それでは、成虫になっている夏から、次の世代が成虫になるまでの一年を通した飼育方法を見ていきましょう。

  • 直射日光の当たらない涼しい場所に置く
  • ケースに雨が入らないようにする
  • 表面が乾いたら、湿らせる
  • エサを毎日交換する

カブトムシ 夏

カブトムシは暑さに弱いので、直射日光の当たらない涼しい場所に飼育ケースを置きましょう。

ただし、屋外でも大丈夫ですが、ケース内に雨が入らないよう気をつけてください。

 

マットの表面が乾いてきたら、霧吹きで湿らせましょう。

とくに夏場はエサに虫がついたりするのも気になりますし、毎日交換すると衛生的ですよ。

その他にも注意点として・・・

オス同士は1つのケースに入れるとケンカをしてしまい、ケンカを繰り返すことで弱ってしまいますので、複数のオスを飼う場合はケースを分けましょう。

 

卵から幼虫が産まれてくる時期です。

  • 幼虫を2ℓの飼育マットに対して1匹ずつ飼育する
  • マットの交換・補充を定期的に
  • フンの掃除
  • マットが乾いたら湿らせる

カブトムシ 秋

幼虫用の飼育マット2ℓに対し、幼虫1匹を飼育します。

幼虫はマットを食べて大きくなるので、定期的にマットの交換・補充をしてください。

マットの表面にフンが見えてきたら、一旦飼育ケースからマットを取り出し、ふるいなどを使ってフンを取り除きます。

マットが減っていたら、新しいマットと合わせて量を調整しましょう。

成虫の時と同様、マットの表面が乾いたら霧吹きで湿らせてくださいね。

 

幼虫は冬眠状態になり、マットを食べる量が減り、フンも少なくなります。

カブトムシ 冬

せっかく暖かい土の中で休んでいる幼虫をわざわざ掘り起こしてマットを交換する必要はありません

土が凍ってしまうと幼虫も凍るので、屋外で飼育する場合は注意してください。

 

暖かくなってくると冬眠から目覚め活発にエサを食べ始めるためマットの交換が必要になります。

カブトムシ 春

5月以降、サナギになってからは飼育ケースをなるべく動かさないよう注意してください。

サナギは、蛹室と呼ばれる周りの土を固めた穴の中で過ごします。

この蛹室は、一度壊れてしまうと二度と作ることができません。

無事に成虫になるまでは、そっと見守ってあげましょう。

マットが乾燥しないよう、霧吹きは忘れずに。

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カブトムシを育てる際の注意点!

あれ?

飼育ケースの周りに、カブトムシじゃない虫もいる!

カブトムシの飼育には害虫は付き物!

コバエ・ダニ・カビの対策を紹介します。

 

カブトムシ 飼育 害虫

コバエ

エサにつられてコバエがやってくることがあります。

飼育マットに卵を産み付けられると、大量発生ということも…。

対策としては、コバエ防止シートを使うとよいでしょう。

コバエが飼育ケースに入るのを防ぐだけでなく、マットの乾燥防止にもなります。

 

ダニ

もともとカブトムシに付着していたり木片に住み着いていたダニが、繁殖することがあります。

カブトムシに害を加えることはないですが、気になるようならマットの交換をオススメします。

カブトムシに大量のダニが付いている場合は、水で湿らせた綿棒や筆で優しく取り除きましょう。

ダニが嫌う素材を使った防ダニマットもありますよ。

 

カビ

常にマットを湿らせておく必要があるため、マットにカビが生えてしまうことがあります。

カブトムシはカビに対してとても強いのですが、マットの劣化を防ぐためにカビの部分を取り除きましょう。

 

 

せっかく育てているカブトムシのこと、記録に残しませんか?

折り紙でカブトムシを折って、文章とともに残すのもオススメです。

関連記事)カブトムシの折り紙での折り方!簡単です!

 

まとめ

以下のことに注意して、飼育を楽しんでください!

  • 飼育ケースは、大きめの透明のプラスチック製のものがいい
  • 夏…直射日光に注意・・・昆虫ゼリーは毎日交換を。
  • 秋…幼虫のエサは飼育マット・・・大きく育つよう、交換を忘れずに。
  • 冬…静かに冬眠を見守りましょう・・・土が凍らないよう、保管場所に注意。
  • 春…サナギになったら成虫まであと少し・・・ケースをむやみに動かさないように!
  • 通年…カブトムシは乾燥が嫌い・・・マットを霧吹きで湿らせましょう。

 

捕ってきた成虫を飼育するだけでなく、長い月日をかけて卵から成虫へと育っていく姿を観察する経験はとても貴重です!

子供も、命の神秘を感じるのではないでしょうか?

虫といえども、大切な命には違いありません

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